化粧砂を使った水草レイアウトの作り方とおすすめのソイル流出対策方法

水草レイアウト

こんにちは、ろくじょうです。

この記事では化粧砂を使った水草レイアウトの作成方法、注意点、メンテナンス方法について詳しく解説していきます。筆者が過去に立ち上げた水槽の実例を交えながら具体的なアイデアを紹介します。

化粧砂を駆使した水草レイアウトは、水草だけでは表現できない明るい水槽になります。綺麗なレイアウト水槽の実現方法をご覧いただき、せひご参考にしてください。

化粧砂とは

アクアリウムでの化粧砂は主に、水草レイアウト水槽で前景に敷く明るい色の砂のことを指します。

化粧砂を使用することで、水槽内で日本庭園の枯山水のような表現が可能になり、アクアリウムの美しさや表現の幅を広げる素晴らしいアイテムとなります。

(下の画像は足立美術館の日本庭園。アクアリストの皆さんにも是非訪れていただきたいスポットです)

水槽の中で、川や道を表現したり、明るさを加えたりと化粧砂は非常に便利です。また、前景草を育てるには光量が不足しているような水槽での利用や、手間のかかる前景草のメンテナンスを省くことができるため、コストや手間を軽減しながら、見栄えの良いレイアウト水槽を楽しむことができる素晴らしいアイテムです。

実例!化粧砂を使ったレイアウトの作り方

化粧砂の位置を決める

まずはレイアウト素材となる流木や石を仮組していきます。

仮組の位置が決まったら、化粧砂を敷く位置を決めます。

下の画像では、見えにくいですが、化粧砂を敷くラインに油性ペンで点線を引いています。

(白い△は、1/3、2/3の位置にガイドとして張っている目印シールです)

ソイルと砂を敷き分ける

段ボールや厚紙とテープを使って敷き分けるラインに固定します。

次に化粧砂を敷き、ソイルを敷いていきます。

注意点としては、化粧砂→ソイルの順で入れることと、化粧砂は薄目に敷くこと、混ざらないように丁寧に作業することですね(ここで失敗して混ざってしまうとリカバリ難しいです。。汗)

そおおおっと仕切りを抜きます。その後、霧吹きをすることで混ざりにくくします。

境目に土留めの石を配置!【重要】

ここが一番大事です!

化粧砂とソイルの境界に土留め用の石を配置していきます。できるだけ隙間ができないようにパズルのように形を組み合わせ、低床に押し込むようにしっかりと配置していきます。

(下の画像の左下の石は悪い例です。このままではソイル流出し放題です。。)

この後さらに隙間をなくすために小さな石を配置したり、砂利を足したり、石と石の間に綿を詰めたりと徹底的に穴をふさいでいきます。ここで手を抜くと後日確実に後悔します。(筆者も経験ありです)

植栽&注水

ここからは通常の立ち上げとほぼ同様ですが、特に最初の注水の際は水の勢いでソイルが流出しないよう十分注意してください

完成

トリミングを繰り返し完成です。

ソイル流出対策3選

化粧砂はメリットの多い手法ですが、一番のデメリットはソイルの流出問題です。

化粧砂にソイルがパラパラとのってしまっていると、せっかくの綺麗なレイアウトが台無しです。とはいえ、どうしてもソイルは比重が軽く水流に乗ったり、エビちゃんが運んだりと、少なからず流出してしまいます。そんな悩ましい問題について対策を紹介していきます。

境目の土留め(基本にして最重要!)

やはり根本的な解決方法としては境目の流出対策が最重要です。ここはやりすぎかな?と感じるくらいやった方がいいです。可能な限り頑張りましょう。代表的な手法は下記です。

・石の隙間を小石や砂利、綿で埋める。接着剤等を利用し隙間を埋める。

・ソイルが飛び越えられないよう土留めの石を高く積む

・土留めに透明なプラ板等を用いる(見えない位置であればありですが、見えてしまうと自然観が損なわれるのであまりお勧めはしません)

水草をしっかり根付かせる

水草の根と葉がソイルが雪崩れることや、エビのソイル持ち運びを止められます。なので立ち上げ初期よりも水草が成長してきてからはソイル流出が減ることが多くあります。

流出したソイルを簡単に取り除く方法

ソイル流出を100%防ぐことは難しいですが、できるだけ手軽に流出したソイルを取り除くことは非常に重要です。手やピンセットで一粒一粒取り除くのは大変な作業です。筆者はこれまで、魚用のネットを試したり、キッチンからカスアゲを持ってきて試したり、100均で網という網を買ってきて試しtらりと、様々なアイテムで試しましたが、一番楽だったのはこちらでした。

GEX おそうじラクラク そうじやさん

低床の掃除のためのツールでして、吸い込む力がちょうどよく、水と一緒にソイルと表面の汚れた化粧砂を吸い込んでくれます。吸い込んだソイル等のゴミはネットでこしとられ、水だけを水槽に戻せます。

化粧砂のメンテナンスに苦労している方には絶対にお勧めしたいツールです。

まとめ

化粧砂を使ったレイアウトについて解説しました。

化粧砂は水草とは違った良さと、違った大変さがありますが、表現の幅が広がることは間違いありません。ぜひあなたも化粧砂を使って、素敵なレイアウトを作ってみてください。

それでは、よいアクアリウムライフを!

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