それを捨てるなんてとんでもない?!トリミング後水草の活用方法

水草

こんにちは、ろうじょうです!

水草はスイッチが入るとグングン成長して、あっという間にトリミングが必要になります。

そしてトリミングの度に捨てる水草もすごい量になりますよね。立ち上げ時に買った水草の金額で換算すると毎回数千円、種類や水槽サイズによっては数万円分の水草を捨ててることになるので勿体無い気持ちになりませんか?

この記事では、そんなトリミング後に捨てる水草の有効活用について詳しく解説していきます。水草の無駄を最小に抑えながらエコにアクアリウムライフを送る方法について紹介しますので、ぜひご覧ください!

差し戻し

一番基本の方法ですね。水草の密度を増やすことができたり、下の方がくきだけになって見苦しい時に、一度全部抜いてトリミングした上の方の水草を植える方法です。

ただし、差し戻しで密度を増やす方法には一点注意点があります。筆者もいまだによくやってしまうのですが、初心者の方が陥りやすい失敗として、差し戻しに頼りすぎて、最初に植える水草の量を少なくしてしまうということがあります。確かに差し戻しにより倍々で密度が増えていくことにはなりますが、一番水質の不安定な立ち上げ期に水草が少ないと、栄養過多により水草が成長する前にコケに覆われてしまい、立ち上げに失敗してしまいます。こうならないために初期の水草はとにかく多い方が良いのです。

とは言え、水草って大量に購入すると中々の金額がしますよね。特に大きい水槽では痛い出費です。

そこで節約のための効果的なテクニックとして紹介するのが、水草のストックです。

水草ストック水槽

トリミングした水草を植える用の水槽を用意するという方法です。

アクアリウムをある程度やっている方は分かっていただけるとは思いますが、水草水槽を楽しむのに水槽が1つだけというのは中々難しいです。水槽リセット時の生体の避難や、相性の悪い魚の隔離等、サブの水槽があると何かと便利です。それらと水草のストックという2つの課題を解決してくれる方法が水草ストック水槽です。

ただし、水草を綺麗に維持するためにはそれなりの光量やCO2機器等が必要になりますし、こちらのトリミングも必要になってきたりと、それなりにコストと手間がかかります。水草ストック水槽のつもりがいつのまにか普通にレイアウト水槽になっているのはアクアリストあるあるですw

筆者はアクアリウムを始めたばかりのころ、この方法でどんどん水槽を増やしてしまい、狭い部屋が水槽だらけになってしまいました。(反省)

よほど場所と時間と機材に余裕がある方以外は、あまりたくさんの水槽を運用することはお勧めしません。メイン+サブの2水槽で運用できればコスト面や手間の観点からちょうどいいという方が多いのではないでしょうか。

しかし、そうなると十分な量の水草をストックできません。そこで、コストと手間の問題を解決する方法として、水上栽培でのストックを紹介します。

ミスト式水上栽培でストック(イチオシ!)

水上葉で管理する方法です。水草ストック水槽で維持する方法と比べコストも管理の手間も非常に小さいです。筆者が実施している手順を紹介します。

空の容器を用意

蓋が透明な容器だとラップ等が要らず、換気も手軽にできるのでお勧めです。

ソイル等を敷く

もちろん新品のソイルが一番ですが、過去使っていて、処分するようなソイルに肥料を足したものでも構いません。また園芸用の土でも問題ありません。

筆者はこの方法でストックした水草を利用するとき低床ごと使用することがあるので基本的にソイルを使用しています。低床ごと利用する場合は根付いた状態で利用できるため立ち上がりが早くなるメリットがあります。

トリミングカスを植える

植えるといってもまんべんなく置くくらいで大丈夫です。丁寧に作業しなくても育ちますが、重ねすぎないように量は控えめにしましょう。

水を入れ蓋をして日の当たるところに配置

低床の高さくらいより少し低い位置まで水を入れ蓋をして、湿度100%で放置します。

数日に一回、換気と中の様子を見るために蓋を取ります。

設置する場所と光ですが、筆者はベランダや出窓等に配置しています。真夏や真冬は室内の明るい場所に置いています。

春や秋の気候がいい時期はこの方法でもグングン水上葉が育ちますが、それ以外の季節は枯れない程度にゆっくり成長といった感じです。確実に育成して増やしたいという場合は照明をセットし、ミスト式水槽と同じように管理するのがおすすめです。ミスト式水槽の詳細手順は下記をご覧ください。

また、今回は紹介割愛しますが、庭やベランダ等で水上栽培(蓋をせずに管理)する方法もあります。(筆者はコバエが増え、家族からクレームがあったため断念しました。)

友人へあげる/メルカリ等へ出品

ストック水草が十分な量になった場合はあきらめて処分するか、他のアクアリストへ譲渡しましょう。

メルカリ等のフリマサイトでも水草はたくさん販売されています。

私も出品経験はありませんが、よく購入させていただいています。丁寧に対応いただける方が多く、今のところトラブルの経験もありません。メルカリ出品等に慣れている方は出品を検討してもよいのではないでしょうか。

出品や譲渡される際は、コケや貝の混入に注意しましょう。

まとめ

トリミングで捨てる水草の有効活用について紹介してきました。いかがだったでしょうか。

ストック水草がたくさんできると二回目以降の立ち上げで、購入する水草が少なく済むので大きな節約になります。一方で水草をストックするためにかけるコストも発生しますので、もったいないからと言ってストックのしすぎには注意しましょう。

おすすめなバランスとしては、安価だったり少量しか使わない水草はストックしない。高価だったり大量に使うような水草のうち、水上栽培がしやすい水草は水上ストック。水上栽培が難しい場合はサブ水槽で維持。といった感じです。

趣味はどうしてもお金がかかってしまうものですが、楽しみながら節約できるというのもアクアリウムのいいところですね。

それでは、よいアクアライフを!

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